小林老舗が心がけている事

いつもありがとうございます。七代目の小林です。

今回は、小林老舗として心がけている事を少しお話しようと思います。

ご存知の通り、小林老舗は私が先祖代々から受け継いだ小さな小さな会社です。

よって、「私の心がけ≒会社の心がけ」を意味します。

(ほとんどのオーナー企業様や中小零細企業様は同じだと思います)

小さな会社ながら、色々なお取引先様、仕入先様、お客様、弊社スタッフ様、外注先様など、多くのご協力無しに小林老舗は存在することは出来ませんが、何より私の想いや哲学が、存在の行く末を左右することは間違いありません。

そのため、いつも「何が真実なのか」「何が正しいのか」「何が良いのか」を考えながら仕事をしています。特に健康や医療、ヘルスケアやセルフケアの業界は、その観点が非常に重要で、その観点を忘れてしまうと、人の弱みにつけ込む人間や商売になってしまいます。そうではなく、人の弱い部分に寄り添い、協力出来ることを探し、一緒に問題を解決する事がとても重要だと考えています。

心がけの話の前に、まず、私が大嫌いな言葉を紹介したいと思います。

「ヘルスケアは成長産業だ」

このコロナ禍でもそうですが、人が病気になったり健康を心配したりすることで儲かる分野があります。病院が流行るという事は、社会が良い状態なのでしょうか。悪い状態なのでしょうか。

経済優先の社会は、このような当たり前の真実もわからなくします。

以前、治療家・トレーナーとして大活躍しているモンゴルの親友のアテンドで、ウランバートルの伝統医師に会わせて頂き、患者の家計事情も考慮しながら、なるべくコストがかからず、シンプルで、自然に近い治療法は何かを探りながら治療される姿勢に感銘を受けました。どんどんと高額な検査機器が開発され、それに頼った診察や治療が常識化し、検査や薬代がどんどん高くなる先進国とは大違いで、「本当の医療とは何か」を考えされられました。

東洋医学の道具の1つである「灸」を扱う小林老舗としても、理由もなく「お灸は良いんだ!」「お灸をたくさん使ってください!」と薦める姿勢は、経済優先に近く、お灸を提供する側のエゴが反映される場合が多いと感じています。

このような経験や考えから、このように心がけています。

「健康であれば何でもよい。治るのであれば何でもよい」

皆様が健康に過ごせるのであれば、本当に何でもよいのです。鍼でもお灸でもお茶でも温泉でも食事でも。その人その人によって合う合わないがありますし、出会いやご縁もあるかと思います。

私自身も先日、オンラインのリモートで、手も触れずに3年半悩んでいた病気を治してもらいました。

私も皆様も人間みんなが持っている自然治癒力がどれほど凄いものなのか、身をもって実感しました。3年半もたくさん薬を出されて飲んでも飲んでも治らず、3つの病院に行っても、どの医者も原因がわからなかったものを、ある先生の2回のオンライン治療で解決したのですから。先進医療が発展する以前に、すでに私たちの身体には最強の真理医療が埋め込まれている証拠で、技術や手法は違えどスイッチを入れられたら何でも良いのでしょう。鍼でもお灸でもお茶でも温泉でも食事でも。

そのため、お灸の良さは、その方が良いと感じられるかどうかが重要で、私どもから押し売りをしてはいけません。しかし、TVなどで大きく宣伝されている怪しい健康食品やヘルスケア商品とは比べものにならないくらい「お灸」は真理な道具だと信じています。ただただ、使われる方々に求められる最高の道具を提供したい。こんな道具はどうですか?と開発した道具でより良い治療に役立てて頂きたい。ただ単にそれだけの事を、真面目にやるだけ。もっとこうすればビジネスが伸びますよという広告手法やPRやコンバージョン率やカゴ落ち率なんてどうでも良いんです本当に。

宣伝下手な小林老舗ではありますが、どうぞこれからもよろしくお願いします。