謹賀新年2024

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

今年から長年のお取引先様やお客様への年賀状を廃止させて頂きました。毎年の年賀状を楽しみにしてくださっていた方々には大変申し訳ございませんが、昨今の運送業界様や配達員様のご苦労・問題等々を考えますと、必要物資の配送ならともかく、メールやブログやウェブサイトで出来る事は出来るだけ、と考え実行致しました。ご理解いただけますと幸いです。

さて、年賀状の廃止もそうですが、長年続けてきた慣習や伝統の継承を廃止するという事は、とても勇気のいる行動です。どの地域でも伝統行事や慣習など色々とあるわけですが、古い事を止めないと新しい事を始める間(ま)は生まれないので、難しい問題です。

どんな事でも細々と続けるだけなら子供でも誰でも続けられます。しかし魂が抜けた継続は何も生みません。本来は、新しいチャレンジや積極的な改善をして変化をしていった結果として続くのが理想だと感じています。新しいチャレンジを避けて現状を継続するというのは、特にこの時代においては立ち行かない事が多くなってきているのではないでしょうか。

その一方で、他人から地味で無駄だと思われるような継続でも、本人が最終的に化ける可能性を感じているのであれば継続するべきで、最終的に指数関数のような成長曲線を描く可能性があるならば、地道にコツコツと継続する事が非常に大事だと感じております。

政治・経済・環境など色々な事柄で問題が浮き彫りになってきている昨今、ただ単に継続(先送り)してきたツケが来ているのではと感じています。継続が凄い事にいわれますが、継続と言いつつ、楽(らく)な先送りを選んでいる場合が多いのではないでしょうか。どの時代も、伝統や慣習の廃止は勇気や決断力がいる事ですが、変化を自ら起こせる人がもっともっと必要だと想います。

新年、新しい事を始める前に、惰性で続けてきた事の整理整頓を。

小林老舗としましても、常に新陳代謝を意識しながら、関わってくださる全ての方々に良い影響を与えられますよう、精進していきたいと想います。

どうぞ今年もよろしくお願いします。

7代目・小林雅弘